【2024年度版】英検準1級ライティング、要約問題の攻略のコツ10選

ライティング

2024年度から英検準1級がリニューアルされ、ライティングには従来の意見論述に加え「要約問題」が追加されました。

ミケ
ミケ

英検準1級ライティング、要約問題ってむずかしいのかニャン

じぃ~じ
じぃ~じ

正直簡単ではないよ。対策と練習をしっかりしていこう

今までの英検準1級のライティングとは全く異なるスタイルのこの「要約問題」にどうやって対策をするのか不安な人は多いかと思います。

どうやって対策するのかわからない

合格点をとるコツやテクニックを知りたい

ライティングの要約問題は英検2級でも出題されています。

しかし、要約の仕方や使用する語彙のレベルが英検2級と英検準1級では大きく異なるため、同じテクニックは通用しません

それでもご心配なく。新しいスタイルの問題とて必ず解き方のコツはあります。それに加えてこの記事では実際のライティングで高得点をとるために効率のより攻略法をお伝えします。

英検準1級ライティングの要約問題で合格点をとるコツ

①全体像の確認

②各段落の要点を確認

③具体→抽象で簡潔に

④本文の単語を言い換えて

⑤無生物主語構文で

⑥意識は名詞で

⑦分詞構文で

復習はChat-GPTで

⑨練習あるのみ

⑩添削はIDIYで

今回の記事では英検1級&TOEIC960で元英語教員のじぃ~じが、そんな英検準1級ライティングの要約問題に安心して臨めるように、合格点をとるためにコツと効率の良い攻略法を詳しく解説します。

また、英検準1級ライティング要約問題の予想問題と便利な単語と使える表現をまとめた記事はこちらです。

全体像の確認

まずは英文全体を読み、どんな内容かを確認します。今回は英検のHPに記載されている出題例をもとに解説を進めます。

ミケ
ミケ

イギリスの博物館の入場料無料の是非に関する話題だったニャン

じぃ~じ
じぃ~じ

説明文は賛成派と反対派の二項対立になることが多い。論理展開を掴むことは大事だよ

各段落の要点を確認

その上で、各段落の要点をおさえます。どんな論理展開がされていたかを確認します。

さらに論理展開だけをまとえると次のようになります。

本文の論理展開

第1段落「国立美術館の入場料無料」

第2段落「入場者数の増加と教養の深化」

第3段落「入場者数増加のからくりと独立系博物館の経営難」

ミケ
ミケ

話題→メリット→デメリットという流れが確認できたニャン

じぃ~じ
じぃ~じ

このパターンがほとんどだから、予想しやすいね

具体→抽象で簡潔に

ここから大事な作業です。要約文は60~70字とされています。3段落で60~70字なので、1段落の要約を20字程度で簡潔に書くことになります。

そうなると具体的な数字や固有名詞、具体例をとことん抽象化してまとめていくことになります。

例えば

1段落目の抽象化の例

「From the 1980s to the early 2000s,(1980年代から2000年の初期)」

→不要(要約文には書かない)

2段落目の抽象化の例

「regardless of their education or income(教育や収入に関わらず)」

→regardless of their backgrounds(背景に関わらず)

3段落目の抽象化の例

「increased by an average of 70 percent(平均して70%増加した)」

→increased dramatically(劇的に増加した)

のようにすると、要約文としてかなり簡潔になってきます。

ミケ
ミケ

具体的なものは書かないのがコツであるニャンね

じぃ~じ
じぃ~じ

字数に限りがあるのでこのテクニックは必然だよ

本文の単語を言い換えて

英検準1級のライティング、要約問題では本文の単語をそのまま使わず、別の単語で言い換えると高評価につながります。例えば下記のようになります。

introduceの言い換え

implement

・launch

・adopt

・establish

entrance feeの言い換え

・admission fee

entry fee

「主張する」の言い換え

claim, argue, assert, state, insist, point out

「収入」の言い換え

income, earnings, revenue

causing … to struggle financiallyの言い換え

,which led to crucial income decline for…

ミケ
ミケ

単語をたくさんしっていると有利ニャンね

じぃ~じ
じぃ~じ

同じ単語を繰り返し使ってしまうと減点の対象なので気をつけよう

無生物主語構文で

英検準1級のライティング、要約問題のように高度な英作文が求められる場合は無生物主語構文を使う意識が必要です。代表的な無生物主語構文は次のようなものがあります。

特に因果関係を表す場合、人を主語で始めるよりも高度な英文とみなされ高評価につながります。

高校生が使いやすい無生物主語構文の代表例を挙げておきます。

make O 動詞の原形「Oに…させる」

(△)We cancelled the game because of the bad weather.

(◯)The bad weather made us cancel the game.

cause/force O to…「Oに…させる」

(△)I had to stay in bed because of a bad headache.

(◯)A bad headache forced me to stay in bed.

allow O to …「Oに…させておく」

(△)Thanks o my part-time job, I save a lot of money.

(◯)My part-time job allows me to save a lot of money.

enable O to …「Oが…できるようになる」

(△)Thanks to his advice, I overcame the hardship.

(◯)His advice enabled me to overcome the hardship.

keep/prevent O from …ing「Oが…するのを妨げる」

(△)We couldn’t arrive on time because of the traffic jam.

(◯)The traffic jam prevented us from arriving on time.

ミケ
ミケ

学校で習ったものもあるニャン

じぃ~じ
じぃ~じ

高度な英文を書くときに必要だったんだね

意識は名詞で

無生物主語構文との関連性が高いですが、名詞を中心に文を組み立てることを意識すると高評価になります。

動詞を名詞に書き換える意識

struggle financially.

→a crucial income decline

visitor numbers decreased

drop in visitor numbers, decrease in visitor numbers

ミケ
ミケ

名詞の方が得点が高いのかニャン

じぃ~じ
じぃ~じ

「お金が増えると思います」より「収入増加の見込み」の方がちゃんとした文に感じるよね

分詞構文で

, +ingの分詞構文「そして…した」は英検準1級のライティング、要約問題でもかなり使える表現です。語数を省略できるうえ、フォーマルな英文として高評価になります。

分詞構文は高評価

The British government adopted a new policy, making many national museums free of charge.

イギリス政府は新しい政策を採用し、多くの国立美術館の入場料が無料になった。

ミケ
ミケ

andでつなぐよりも高評価なのかニャン

じぃ~じ
じぃ~じ

分詞構文はちゃんとした書き言葉として認識されているからね

復習はChat-GPTで

ここでわたしが要約した文とその復習方法を説明します。

じぃ~じの要約文

The British government adopted a new policy, making many national museums free of charge. This made it possible for more people, regardless of their backgrounds, to broaden their horizons by visiting museums. However, some opponents claimed that the dramatic rise in visitor numbers caused by the new policy launch was mainly due to repeated visitors, which led to a crucial income decline for independent museums.

イギリス政府が新しい政策を採用し、多くの国立博物館が入場無料になった。このことで背景に関わらずより多くの人が、博物館を訪れることで視野を広げることが可能になった。しかし、反対する人の中には新しい政策の導入による訪問者数の劇的な増加は再来者が主であり、独立系博物館の重大な収入源につながったと主張する人もいる。

Chat-GPTを使った復習方法

自分の書いた英文が文法的に正しいかどうか調べたい、言い換え表現を知りたいというときにはChat-GPTがおススメです。

Chat-GPTに自分の書いた英作文を1文ずつ入力していき、「…は文法的に正しいですか」と入力すると回答をくれます。

さらに「言い換えるとしたらどんな文になりますか」と入力すると、次のように教えてくれます。

ということで、ここからは私の英作文の場合、他にどんな書き換えが可能かを調べてみました。

1文目:The British government adopted a new policy, making many national museums free of charge.

The British government implemented a new policy that allows free admission to many national museums.

The British government introduced a policy that makes many national museums free to enter.

A new policy by the British government has made many national museums free of charge.

The British government has established a new policy, resulting in free admission to many national museums.

Many national museums have become free to enter due to a new policy adopted by the British government.

Chat-GPTの例文からわかること

resulting inで因果関係

free of charge free to enter

A new policy by the British governmentを主語に

続いて2文目の確認です。

2文目:This made it possible for more people, regardless of their backgrounds, to broaden their horizons by visiting museums.

This allowed a greater number of individuals, regardless of their backgrounds, to expand their horizons by going to museums.

This enabled more people, irrespective of their backgrounds, to enhance their knowledge by attending museums.

This provided the opportunity for more individuals, no matter their backgrounds, to enrich their experiences by visiting museums.

This gave more people the chance to broaden their perspectives by exploring museums, regardless of their backgrounds.

This made it accessible for a wider audience, irrespective of their backgrounds, to gain new insights by visiting museums.

Chat-GPTの例文からわかること

「人々」people → individuals, audience

視野を広げる」:broaden their horizons → expand their horizons, enrich their experiences, gain new insights, enhance their knowledge

特に「視野を広げる」という意味のbroaden one’s horizonsはとても汎用性が高いので、言い換え表現も覚えておくと便利です。

つづいて3文目です。

3文目:However, some opponents claimed that the dramatic increase in visitor numbers caused by the new policy launch was mainly due to repeated visitors, which led to a crucial income decline for independent museums.

However, some opponents argued that the significant increase in visitor numbers following the new policy’s launch was largely due to repeat visitors, leading to a substantial income decline for independent museums.

However, some critics contended that the notable rise in visitor numbers resulting from the new policy was mainly attributed to frequent visitors, which caused a significant drop in revenue for independent museums.

However, some detractors claimed that the sharp rise in the number of visitors after the policy’s implementation was primarily due to repeat visitors, resulting in a major financial loss for independent museums.

However, some opponents suggested that the marked increase in visitors caused by the new policy was chiefly because of recurring visitors, leading to a considerable decline in income for independent museums.

However, some critics argued that the substantial rise in visitor numbers following the policy’s introduction was predominantly driven by regular visitors, causing a critical reduction in revenue for independent museums.

Chat-GPTからわかること

「リピーター」:repeated visitors → frequent visitors

「現象」decrease → drop, reduction, decline

因果関係の名詞構文lead to = cause = result in

大事なことは、Chat-GPTが作ってくれた英文からしっかりインプットすることです。

インプットのコツは

Chat-GPTからインプットするコツ

ライティングに適した文法

英検準1級に適したレベルの単語

言い換え表現

自分が使えそうな単語

を拾っていくことです。

ミケ
ミケ

Chat-GPTってすごいニャン!

じぃ~じ
じぃ~じ

効果的に効率的にインプットを進められるね

練習あるのみ

ここまで英検準1級ライティング、要約問題のコツやテクニックを解説してきました。

この後は、とにかく練習あるのみです。

英検準1級ライティング、要約問題は2024年度から始まったため十分な過去問がありません

そこで使えるのもまたChat-GPTです。

「2024年度から始まる英検準1級の要約問題の予想問題を作ってください」と入力すると、作ってくれます。

語数や英語にする日本語にするなどの微調整は必要ですが、最終的には次のような問題と解答例を作ってくれました。

ミケ
ミケ

Chat-GPTはこんなことまでできるのかニャン

じぃ~じ
じぃ~じ

そうなんだよ。ただしこれまで紹介したテクニックを練習するにはとてもいいよ。

添削はIDIYで

自分の作った英文を添削し、詳しい解説をして欲しいという人もいると思います。

そんな時は英文添削アプリ「IDIY(アイディー)」がおススメです。

こちらのIDIYでは、英検準1級ライティングの要約問題をそのまま練習できます。

しかも、自分の英作文を専門性の高いプロ講師が24時間以内に丁寧に添削をしてくれます。

英文添削アプリ「IDIY(アイディー)」を使って英検準1級ライティング、要約問題の練習をした記事はこちらです。

IDIYで英検準1級のライティング、意見論述問題を解いてみた記事はこちらです。

ミケ
ミケ

プロに添削してもらえるのは安心ニャン

じぃ~じ
じぃ~じ

IDIYには英検準1級の要約問題が実際の問題形式に近いかたちで掲載されているよ

英検準1級ライティング要約問題の予想問題と使える表現をまとめた記事はこちらです。

まとめ

ここまで高校生向けに英検準1級のライティング、要約問題の攻略法を解説してきました。

なかでもお勧めなのがオンライン英語添削[アイディー]を使い、添削をしてもらうことです。



今なら新規メンバー登録で英文添削を最大2回無料体験(1000ポイント贈呈・1200円相当)できます。

英検準1級合格にむけた皆さんのご健闘をお祈りいたします。

最後までお読みくださりありがとうございました。

ミケ
ミケ

要約問題も怖くなくなったニャン

じぃ~じ
じぃ~じ

あとは練習あるのみだね

コメント

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