英検準1級の2次試験までに何をしたらよいか教えて欲しいニャン
英検準1級の2次試験には入念な準備をして臨む必要があるよ。
英検準1級の一次試験を突破した皆さん、おめでとうございます!
しかし、2次試験の面接は多くの受験者にとって大きな壁です。
今回は、英検1級&TOEIC960で元英語教員のじぃ~じが英検準1級2次試験の合格に向けて大事な6つの対策をお伝えします。この記事で書かれていることを実践し、自信を持って試験に臨みましょう。
次にような人にお勧めです。
英検準1級の2次試験をは初めて受ける
英検準1級の2次試験までに何をしたらよいかわからない
英検準1級の2次試験に何度も不合格になっている
6つの対策はこちらです。
面接形式を理解する
毎日音読をする
ナレーションは練習あるのみ
多用な話題に対応する
英語で考える癖をつける
対面での練習をする
面接形式を理解する
英検準1級2次試験の対策の第一歩は、全体の内容と試験の流れをつかむことです。そうすることで余裕を持って試験に臨むことが大事です。
試験内容は大きく2種類
2次試験は面接形式で行われ、大きく2つのパートに分かれます。
1つはイラストのナレーションです。4コマ漫画風のイラストが描かれたカードが渡され、20秒の準備時間が与えられます。その後その内容を英語でナレーションしてきます。
もう1つは質疑応答です。1問目はイラストの最後のコマの人物が考えたことを答えます。イラストの話題に沿って答えれば、内容はどんな内容でも大丈夫です。
その他に、その話題に関連した質問から全く関連しない質問を3つ聞かれます。
実際の面接動画
面接会場に入室してから退室するまでの流れを動画でまとめたものが「英検バーチャル2次試験」です。
こちらでは携帯電話のルールやカードを渡されてから質疑応答に移るまでの流れがかなり詳しく説明されています。
全体の流れが事前にわかったほうが余裕が持てると思いますので、事前に見ておくことをお勧めします。
どんな流れで2次試験が進んでいくかわかったニャン
試験に動揺しないことが大事だね
ここからは英語を話すことについての準備を説明していきます。
毎日音読をする
まずは毎日音読を繰り返すことです。音読をすることで英語の口の動きに慣れてきて、いざというときに自然に口から英語がでるようになります。
音読する時の注意点と英検準1級の2次試験対策としておススメでできる教材を紹介します
難しすぎるものはさける
スピーキング力を高める目的で音読する場合は、難しい英文で取り組むのはNGです。
英検準1級の2次試験対策としての音読であれば、英検2級レベルの教材というように少しレベルを落としましょう。
スピーキング力を高める音読は英文をスラスラ読んで口を動かすことが目的だからです。難しい英文を一生懸命理解しながら、読むことはスピーキング力を高めるトレーニングとは少しことなってきます。
毎日続ける
英検準1級の2次試験対策として音読に取り組むときは、毎日続けるようにしましょう。毎日取り組むことで、頭や口の動きが英語にフィットしてくるからです。
毎日長時間取り組む必要はありませんが、寝る前の10分、5分、1分でもよいので必ず毎日取り組むようにします。
それでは音読におすすめの教材を紹介します。
音読におススメ教材1:学校の教科書
実は学校の教科書は音読にぴったりです。数年に1度改定される教科書は最新の英語表現が掲載されているだけでなく、時代にあった話題のものが豊富にあるからです。
音読用の教材を買いたくない、手元にあるもので済ませたいという人にはお勧めです。
ただし、学校の教科書には和訳が掲載されていませんので注意してください。
音読におススメ教材2:DUO3.0
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英検準1級2次試験対策の音読用の教材としておススメなのがこの「DUO3.0」です。こちらは現代英語の重要表現を1600語、熟語を1000ご重複なしで560本の基本例文まとめた大変優れた教材です。
1文1文が短く、さらに多岐にわたる分野の英文が掲載されています。音読をすることの目的が英語の口の動きに慣らす、自然に口から英語が出るようにするということであれば最適な教材です。
音読におススメ教材3:英検2級の教材
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最後に音読用の教材としてお勧めなのが「英検2級の教材」です。
英検準1級2次試験の対策として、少し難易度を下げた英検2級の問題集は音読用の教材としては最適です。
なかでも長文が掲載されていて音読教材として使いやすい「文で覚える単熟語」がおススメです。
やっぱり英語は音読が大事ニャン
言語習得の基本だよね
ナレーションは練習あるのみ
英検準1級2次試験のナレーション問題はとても独特です。4つのイラストにナレーションをつけるという一見単純な問題のように見えますが、実は日常的に対策がしづらいというくせ者です。
じぃ~じの記事でも、2次試験で合格点をとるためのコツという記事でナレーション対策を詳しくお伝えしています。
しかし、理屈がわかっても練習しないとどうにもならないのが英語のスピーキングです。
練習してもしすぎるということはありませんので、記事の最後に紹介する問題集で十分すぎるほどの練習を重ねましょう。
ナレーション問題が厄介ニャン
最後に紹介する問題集を使って徹底的に練習しよう
質疑応答は多様なトピックに対応
英検準1級の2次試験では、様々なトピックが出題されます。環境問題、教育、テクノロジー、社会問題など、幅広い分野についての知識を持っておくことが重要です。
ここからは英検準1級2次試験の質疑応答の多様なトピックに対応する方法を教えます。
トピック分析と予想問題の利用
英検準1級2次試験の質疑応答の対策としては、過去のトピックから傾向を分析することが大事です。
そのうえでどんな質問がされるか予想できるとなおよいです。
「高校生のための英検準1級合格教室」では英検準1級2次試験、質疑応答の予想問題と回答例を記事にしています。
しかも、PDF形式でダウンロードできるようになっています。
是非、ご活用ください。
家族や友人とディスカッションする
英検準1級2次試験の質疑応答で聞かれる内容は、分野の幅も広く、知識がない状態では対応できません。
また知識が多少あっても日ごろからその話題について考えていないとすぐに言葉にならないです。
英検準1級2次試験が控えている人はできるだけ、ニュースで話題になっていることについて日ごろから考えて自分の意見を発信する習慣をつけましょう。
世の中のことを知らないといけないニャン
英語以前の知識が必要なんだ
英語で考える癖をつける
試験中に英語で考えることができると、スムーズにスピーチを進めることができます。英検準1級2次試験対策として、普段から英語で考える癖をつけることで、自然な英語を話すことができます。
日常生活を英語で考える
ちょっとしたことを「英語で言ったらどうなる」という考えを持つとよいです。そうすることで単語や文法、表現をアウトプットできるからです。
たとえば、「朝ごはんを食べたら犬の散歩に行く」「電車の中で本を読む習慣がある」など、言えそうで言えないようなことなどどう英語で表現するかを常に考えるのです。
少しずつ積み重ねていくと、英検準1級2次試験対策になるだけでなく、スピーキング力も上がっていきます。
英語で日記をつける
英語で日記をつけることも英検準1級の2次試験対策になります。その日に起きた出来事を英語で考えてみることはナレーションを英語で考えることに結びつきます。
「会議で合意を得られた」「部屋が散らかっていた」「がっかりした」など、いざというときに言えるようになっているとかなり有利です。
毎日のネタに尽きてしまう場合は、自分でテーマを決めてそれについて書き出すとよいです。
「制服」「ペット」「家事」「部活」「AI」など英検準1級の2次試験でテーマになりそうなことであればなおよいです。
最初は、日本語で日記→AIでの翻訳→音読という流れをセットにすると良いです。
慣れてきたら自分で英語を考える→AIで添削→音読とするとかなり上達につながります。
英語で独り言を言う
英語で考える癖をつける3つめのコツは、英語で独り言を言うことです。
「牛肉が食べたい気分だ」
「今日は宿題がたくさんあるな」
「たまには料理でもしようか」
など頭に浮かんだことを積極的に英語で発信するだけでも、いざという時に英語が口から出てくるのに役立ちます。
日ごろから英語で発信するとよいニャンね
これは本当に効果が高いのでお勧めだよ
面接練習を繰り返す
ここまで準備が整い、毎日英語で考える癖を続けながら、最終的には面接練習を繰り返すことが大事です。
音読や教材で練習して下地をつくることはもちろん大事ですが、やはり対面での面接は想定通りにはいきません。必ず実際の面接の手順で練習を繰り返しましょう。
学校の先生にお願いする
練習相手としてはまずは学校の先生にお願いするのがよいでしょう。英検準1級に挑戦する生徒のためなら、普通は喜んで相手になってくれるはずです。
その場合は必ず、模範解答つきの問題集を持参してください。
塾の先生にお願いする
学校の先生にお願いするのが難しい場合は、塾の先生にお願いするとよいでしょう。塾としても英検準1級の合格者が出るのは実績にもなりますので、惜しみなく協力してくれるはずです。
その際も必ず、模範解答つきの問題集を持参してください。
英語が得意な友達にお願いする
学校の先生にお願いするのが難しい場合は、すでに英検準1級を取得している友達にお願いしましょう。自分が合格した試験にチャレンジする友達の頼みなら引き受けてくれるはずです。
やはり対面が練習は必要だニャン
遠慮せずにお願いすることが合格へのカギだよ
まとめとおススメ教材
英検準1級の2次試験に合格するためには次のことが大事です。
試験の流れを理解する
音読練習をする
社会問題に興味を持つ
普段から英語で考える癖をつける
面接練習を繰り返す
結局、最後にものをいうのはいかに練習をたくさんできたかということになります。そこで、最後に英検準1級の2次試験対策でおススメの教材を紹介します。
『英検準1級 面接大特訓』Jリサーチ出版
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英検準1級の二次試験(面接)を徹底的に特訓できる面接に特化した対策本です。
模擬テストが12回分
短文を言う練習から長文へと段階的にトレーニングできる
じぃ~じの教え子もこの教材を使って高2で英検準1級に合格(スピーキング満点)しました。
『14日でできる!英検準1級二次試験・面接完全予想問題』旺文社
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英検教材で最も信頼のおける旺文社の教材です。
14回分の練習ができる。
カラー&切り取り式の問題カードでよりリアルな試験が再現できる
旺文社は英検協会と同じ敷地にあるとても関係の深い会社です。特にこの教材は2次試験に特化した問題集で使いやすく、問題量も豊富なため1冊やりきることでかなりの練習になります。
『英検準1級 面接・攻略ポイント20』アスク
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3つの中では最も初心者向けに作られた教材です。
ポイントを20個に厳選
語りかけるような解説
比較的簡単な表現を掲載
英検2級を合格してから間もない人や、スピーキングが苦手でむずかしい単語を使いたくない人にお勧めです。
模擬面接テストの解答例には「ギリギリセーフ」~「パーフェクトな答え」までの3段階が記載されており、自分のレベルを知るのにもピッタリです。
英検準1級の2次試験に向けた取り組みがわかったニャン
あとは練習あるのみ。しっかり頑張りましょう!
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