英検準1級のリスニングで点が取れないニャン
英検準1級のリスニングで確実に点をとるための学習方法と教材を教えるよ。
英検準1級のリスニングセクションは、多くの受験者にとって難関です。特に、高校1年生で挑戦している人にとっては、聞き取りに集中しながら内容を理解するスキルが必要で、これを克服するには効果的な学習法と適切な教材が不可欠です。
今回は、リスニング力を飛躍的に向上させるための具体的な学習法と、おすすめの教材を詳しく紹介します。
英検準1級リスニングのポイントを押さえる
まずは英検準1級リスニングのポイントをおさえることが大事です。
どんな問題が出題されるのかを理解してから対策に臨みましょう。
英検準1級のリスニング問題は、主に以下の3つのパートで構成されています。
Part 1: 会話の応答問題
短い会話を聞き、その応答として適切な選択肢を選ぶ形式です。多様な状況が含まれており、日常会話やビジネスシーンも含まれます。
Part 2: 説明文の聞き取り
説明やナレーションを聞いて内容に合った答えを選ぶ形式です。情報量が多く、聞き取りながら全体を理解する力が試されます。
英検準1級のリスニング試験ではおそらくこのパートが最難関だと感じます。
Part 3: Real-Life形式の内容一致選択
試験開始前に問題冊子に記載された「状況(Situation)」と「質問(Question)」を10秒間で読む時間が与えられ、その後、関連する音声を聞いて解答します。
英語の友
この形式は、日常生活でのリスニング力を測るために設けられており、アナウンスや案内など、実際のシチュエーションに即した内容が出題されます。
3つのパートに分かれているニャンね
どれも簡単ではないよ
リスニング力を高める基本戦略
リスニング力を向上させるためには、以下の基本戦略を押さえることが重要です。
毎日英語に触れる習慣を作る
英語は「毎日聞く」ことで徐々に耳が慣れてきます。ニュース、ポッドキャスト、YouTubeの英語コンテンツなど、内容は興味のあるもので構いません。少なくとも20〜30分は毎日英語を耳にする時間を作りましょう。
スクリプトを使った精聴練習
リスニング力向上には精聴が欠かせません。失敗パターンでよくあるのが、「何となく聞き流しているだけで取り組んでいる気になってしまう」ことです。
確かに聞いているだけでも力はつくことはありますが、自分が正しく英語を聞き取ったかを常に確認することでリスニングの力はついてきます。スクリプト付きの音声教材を使い、最初は聞き取れなかった部分をスクリプトを見ながら確認し、再度音声を聞くことで理解を深めます。
シャドーイングの実践
シャドーイングは聞こえてきた英語をすぐに発声するトレーニングです。聞こえてきた英語に合わせて自分も発音することで、リスニング力と発音を同時に向上させる効果があります。また、リスニング問題を解くときに必要な「ワーキングメモリー」を鍛える最高のトレーニングです。
最初はゆっくりなスピードのものから始め、慣れてきたら少しずつ速い音声に合わせていくと良いです。
毎日シャドーイングが効果的だニャンね!
リスニング力はかなり上がると思うよ
高校1年生におススメのリスニング教材
英検準1級に合格するためにリスニング力を向上させるための優れた教材をいくつかご紹介します。
英検準1級過去問集
英検の公式過去問集は、試験対策として欠かせません。過去の出題傾向を把握し、本番と同じ形式の問題に慣れることができます。
過去問を出版している出版社はいくつかありますが、私は旺文社の問題集をおすすめします。
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問題と解答が切り離されていて使いやすく、当然スクリプトや全訳も掲載されています。また、リスニングスクリプトの中でも大事な表現もまとまってあるのでとても便利です。
音声は専用アプリから聞くことが出来ます。音声速度も自由に変えることが出来ますので、繰り返し聞いて慣れるだけでなく、シャドーイングの練習にもぴったりです。
リスニング問題 完全制覇
こちらは英検準1級のリスニングに特化した問題集です。とにかくリスニングだけに集中してトレーニングをしたい人にはおススメです。
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BBC Learning English
英検準1級のリスニング対策として、BBC Learning Englishは非常に有用なリソースです。特に、日本の高校生に適した以下のシリーズとエピソードをおすすめします。
6 Minute English シリーズ
このシリーズでは、日常的なトピックを取り上げ、6分間で英語のリスニング練習ができます。スクリプトも提供されているため、聞き取れなかった部分を確認しやすいです。
スクリプトもついており、音声速度も調整できるので最初はゆっくり、慣れてきたら速くすることが可能です。
またBBCはイギリスのニュースのためこってりしたイギリス英語の音声に慣れることができます。
TED Talks
TED Talksは英検準1級のリスニング練習に非常に適しており、特に多様な話者とトピックに触れることでリスニング力を高めることができます。
日本の高校生向けに、理解しやすく、かつ興味を引きやすいTED Talkの代表的なものが次のエピソードです。
“Do Schools Kill Creativity?” by Sir Ken Robinson
内容: 教育と創造性について語る、シンプルでユーモアのあるスピーチです。聞きやすい英語で、教育や学習に関心のある高校生におすすめです。
ポイント: わかりやすい構造とスピーカーのクリアな発音により、リスニング初心者にも取り組みやすいです。
ネットの教材も便利ニャンね
紙の教材、ネットの教材、いろいろ使い分けると良いね!
リスニング力向上に役立つ知識
リスニング学習においては、様々な英語の種類に触れることも重要です。英検準1級のリスニング問題は、アメリカ英語やイギリス英語のみならず、オーストラリア英語やカナダ英語など、異なるアクセントも含まれています。これに対応するためには、いろいろなアクセントを聞いて耳を慣らすことが求められます。
アメリカ英語とイギリス英語の違い
アメリカ英語とイギリス英語の発音は異なるため、両方に慣れておくと本番の試験での理解がスムーズになります。例えば、単語の発音だけでなく、イントネーションやリズムも異なるため、それぞれの特徴を意識してリスニングすることが大切です。
世界中の英語を体験するためのリソース
YouTubeには、多様なアクセントを学ぶためのチャンネルが数多く存在します。例えば、「Rachel’s English」や「Learn English with TV Series」は、アメリカ英語やイギリス英語のリスニング練習に最適です。
Rachel’s English
Learn English with TV Series
また、「English with Lucy」では、イギリス英語の発音や聞き取り方について詳しく解説しています。
English with Lucy
YouTubeではたくさん英語のチャンネルがあるニャンね
毎日通学中に聞くというのでもかなり違うよ
効果的な学習プランの例
リスニング力を着実に高めるための1週間の学習プランを紹介します。
月曜日〜水曜日: リスニング音源を使った精聴
- 1日30分、過去問やニュースをスクリプトを見ずにリスニングし、その後スクリプトを見ながら聞き直す。
- 聞き取れなかった単語やフレーズをメモし、語彙力向上に役立てる。
木曜日〜金曜日: シャドーイング練習
- TED Talksの短いスピーチを選び、スクリプトを見ながらシャドーイング。話者の発音やイントネーションを真似しながら繰り返し練習。
土曜日: 模擬試験
- 英検の過去問を実際に解いて時間管理の練習。結果を見て弱点を把握し、翌週の学習に活かす。
日曜日: リスニング以外の強化
- リスニング以外のセクション(リーディングやライティング)も軽く復習しておくことで、総合的な英語力が向上する。
まとめ
いかがでしたか。
英検準1級のリスニングは確かに難しいですが、正しい学習法と継続的な練習によって克服できます。
今回紹介した学習法と教材を活用し、ぜひリスニング力を向上させてください。コツコツと積み重ねた努力が、試験本番での自信につながります。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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